幸せそうな夫婦だったのに、あるとき急に離婚を決意する場合があります。
離婚したいと思うことはよくあるのかもしれませんが、決意となると、余程のことでしょう。
実際に離婚した夫婦は、どんな理由で離婚を決意したのでしょうか。
■離婚を決意する際の特徴
離婚をする場合、夫婦関係を続けていくことができない理由があります。
さまざまな理由がありますが、離婚届には理由を記入する欄はなく、署名、捺印し書類を提出して離婚が成立します。
しかし、公的機関では離婚の理由の統計をとっています。
役所でアンケートをとっているわけではありませんし、これはどうやってとっているのでしょうか。
答えは、家庭裁判所で行われる離婚調停にあります。
離婚の申し立てに、理由を選択肢の中から選んで記入しているのです。
1位に上がっているのが、「性格が合わない」です。
他にも、家庭内暴力や異性関係などが上位にランクインしており、大きな特徴としては、お互いの信頼関係がなくなったことで、離婚を決意していると考えられます。
■もっとも多い離婚の決意をする同居期間は?
例外もありますが、一般的に結婚後は同居が必要となるため、同居期間と結婚からの期間は同じだと考えることができます。
なかでも多いのが、5年未満です。
やはり、「結婚してからこんなはずじゃなかった」と考えている人が、離婚を決意してしまうことが多いようです。
以前、成田離婚という言葉が流行しましたが、これは、新婚旅行で帰ってきてすぐに離婚することをいいます。
結婚することで、それまで見えていなかった部分が見えてきてしまうことが原因となるようです。
また、最近は熟年離婚という言葉が良く聞かれるようになりました。
離婚を決意するタイミングは人それぞれであるものの、全体的に見れば、ある程度の傾向が見られるということなのです。
■離婚の決意は離婚ではない
離婚を決意しても、実際に離婚に至るかどうかは、その後によります。
結婚はひとりだけではなく、相手もいることなのです。
いくら決意をしても、その後、その決意が揺らいでしまうこともあります。
自分の気持ちをありのままぶつけられる相手、つまり、信頼できる相手であれば、離婚を決意することもないでしょう。
反対に、何かのきっかけで、案外簡単に離婚してしまうことも考えられます。