別れさせ屋に持ち込まれる依頼の中には、別れてしまった元恋人が今付き合っている人と別れさせてほしい。そして自分と復縁するようにしたいといった内容があります。別れさせるだけでも大変なのに、更にそこから復縁までするとなると、もはや神業のようにも思えます。でも、実際には成功事例もあり、現実に行われていることなのです。一体どんな方法で復縁までできるのでしょうか。
<多くは工作員が導入される>
別れさせ屋が行っている工作の多くは、工作員が導入されます。まずは相手を別れさせるためには、心理面を誘導したり、時には浮気をさせ、それを相手にばらして別れさせる、といった手段を用いることもあります。工作員の多くは、外部から雇った人です。ターゲットの調査をし、相手が好みそうな人、あるいは親しくなりやすそうな人はどんな人物か調べ、嗜好に合った人を雇います。工作員は、偶然を装って近づき、徐々に親密になり、相手の心理をうまく誘導していきます。ここから分かる事は、工作員もある程度心理学に長けている人でなければならないということです。容姿も含めて相手が好みそうな人、且つ心理学にも長けている人という、なかなか厳しい条件です。だから、工作員探しは、業者が一番苦労するポイントなのです。
<時にはアドバイスだけで終わることも>
別れさせ屋は、依頼や相談を受けたものに対し、全て工作を行うわけではありません。時には親身になって相談に乗り、アドバイスだけで終わる事もあります。例えば、相手が仮に別れたとしても、依頼人側の原因が解消されない場合、復縁できる可能性は低くなります。だから依頼人に対して、まずは自分が変わるようにアドバイスを送り、依頼を受けないこともあるようです。また、復縁できる可能性が著しく低かったり、復縁できてもまた別れてしまう可能性が高い人にも、アドバイスで終わることもあります。第三者だからこそ、冷静な目で指摘できるので、依頼人にとっても冷静になるきっかけができます。別れさせ屋が行う復縁工作は、多くの場合工作員が導入されます。しかし、中には相談だけで終わるケースもあるようです。