離婚を決意したら、前に進んで行くために知っておくべき4つのこと

離婚とは、離婚届けさえ出してしまえば全てが終わるということではありません。

離婚を成立させるためにやらなければならないことは、自分を疲弊させてしまうほど大変な作業になる可能性があることを知っておいた方がいいでしょう。

離婚を成立させるため、事前に知っておくことで前向きに進めるようになる4つのことをお伝えします。

■1.離婚を決意したら、調停の申し立てはどんな動機が多いのか知っておこう

調停申立ての動機としてどんな理由が多いかは、離婚を調停に持ち込む時の参考になります。

多くの人が離婚できているなら、有利に調停を進められる材料になり、自分の他にも同じ思いで離婚した人がいることで勇気をもらうことができます。

実はその動機は、ランキングにして男女の差が見られます。

男性の申し立て動機は、性格の不一致が一番多く、異性関係、性的不調和、浪費、DVと続きます。

女性の場合は、性格の不一致が一番多いのは同じですが、続いてDV、異性関係、浪費、性的不調和と続きます。

ただ、順位は違うものの内容はほぼ一致するので、この内容の動機であれば申し立てはしやすいと言うことができます。

■2.離婚に向けて有利に進めるために、証拠集めは必須

パートナーの行動に不審な点や不貞が疑われる事案を調べ、それらを証拠として明らかにすることで、損害賠償の請求や離婚を有利に進めることができます。

証拠集めは自分でできないこともないのですが、相手に見つかってしまったり、周りに不審がられては元も子もありません。

そんな時は、調査会社や探偵に依頼すれば、人に見つかることなく有利に進めるための証拠を集めてくれます。

■3.法的手段でトラブルを解決するなら弁護士に依頼する

弁護士に依頼することで、慰謝料や子供の親権、養育費や財産分与など、金銭面の素人では網羅できない事柄をすべて解決に導いてくれます。

その他にも、相手が離婚に応じないことで離婚が長引いてしまっている時も相談にのってくれます。

困難な書類作成も含めて、法律で解決できることは弁護士に相談することが第一です。

■4.金銭的に困難、離婚をするための手段がわからない人が相談できる家事相談室

弁護士や探偵に依頼をしたくても、その費用が捻出できないという人は実はとても多いのが現状です。

また弁護士などに相談できないことで、離婚をするための手段がわからないということもあります。

そういう時は、家事相談室で相談にのってもらうという方法があります。

相談には家庭裁判所調査官や書記官、または参与員があたります。

ここでは、離婚に際しての調停の手続きの仕方などを無料で教えてもらうことができます。

離婚をするためには、それに向けた手順を考えた上で準備を進めていく必要があります。

またその間にも疲弊してしまわないように、体力をつけて健康にも気を付けなければなりません。

離婚を決意したら、以上のことを知った上で、離婚成立に向けて前向きな気持ちで行動を始めてください。