今や3組に1組の割合で離婚するカップルがいると言われていますが、その原因の約15%は異性関係によるトラブルが占めています。すべてが不倫ではなくとも、想像以上に多い印象です。いざ、離婚するときにやっておきたいことを3つ紹介します。
■慰謝料を請求するなら証拠が必要
パートナーに不倫された場合は、自分が体験した精神的苦痛を慰謝料として、不倫相手やパートナーに請求することができます。ですが、慰謝料は法的に有効な証拠がないと請求できず、2人の関係に不貞行為があったことを証明するものが必要です。
例えば、ホテルに2人で入っていく写真、ホテルに2人で滞在していることがわかる写真、不倫相手の家に出入りするか滞在していることがわかる写真などが挙げられます。
■離婚条件を自分に有利にするための準備
夫婦には子供の有無や財産の有無など、夫婦ごとにライフスタイルが異なります。子どもがいる夫婦では、親権・養育費・面会についてなど、離婚のときに取り決めておくことが重要です。また、財産分与は原則半分ずつですが、不倫された側としては有利に話を進められることが多いです。
不倫していることに気づいたら、落ち着いて証拠集めに徹してください。そして、自分に有利になるように離婚条件を考えておき、いざ話し合いの場では相手の出方を見ながら主張していくことがおすすめです。もしも、調停や裁判までいかないで、協議離婚をするならこうした内容はしっかり考える必要があります。
■話し合いの内容はできるだけ記録しておこう!
協議離婚でも調停や裁判離婚に進むとしても、2人で話し合った内容はできる限り記録しておくのがおすすめです。会話の中で暴言を吐かれたときや、モラハラの被害に遭うようなことがあれば、証拠を押さえることでさらに有利に離婚できます。また具体的な条件を提示したときは、それを実行する証明にもなるからです。
記録の方法としては、書面で残すことが望ましいですが、なかなかすべてを記録するのは難しいでしょう。穏やかな話ができたときは公正証書、それがかなわないときは第三者を入れた話し合いとメモなどが有効です。