パートナーに不倫されてしまった場合、離婚を決意する人も多いことでしょう。パートナーの浮気や今後の生活のことなどで精神的に不安定になってしまいますが、感情的にならずに今後のことを冷静に考えなくてはなりません。
■パートナーと不倫相手への慰謝料
パートナーの不倫が原因で離婚する場合、パートナーに対してはもちろん、不倫相手にも慰謝料を請求することができます。
すぐに離婚するかどうかを決めかねていたとしても、不倫相手に対して慰謝料を請求できます。
離婚した場合は200~300万前後が相場で、離婚せずに請求する場合は50~100万前後が相場とされています。
直接不倫相手と会って慰謝料請求することも可能ですが、相手が不倫の事実を認めない場合もあるため、確実に慰謝料を支払ってもらいたいなら弁護士に相談してみることをおすすめします。
パートナーに対して慰謝料請求する場合、離婚成立日から3年以内に請求しないと時効になるので注意が必要です。
また、離婚はしないけれどパートナーに慰謝料を請求する場合は、不倫をしった日から3年以内に請求するようにしてください。
■親権や養育費
子どもがいる場合、親権をどうするかを決めなくてはなりません。
不倫した相手には絶対に親権は渡したくないと思うかもしれませんが、離婚後の生活状況が養育する環境にふさわしくないと思われた場合、親権をとれないこともあります。
不倫されたのですぐに離婚したいと思う人も多いかもしれませんが、まずは離婚後の住む場所や仕事などを決め、子どもを育てる環境を整えたうえで離婚の話し合いを始めましょう。
また、離婚後の養育費についても話し合わなくてはなりません。
パートナーの経済状況よって養育費も前後しますが、今後の教育費なども踏まえたうえで養育費を決めるようにしましょう。
■離婚後に後悔しないために
感情的になって離婚してしまうと、あとから後悔してしまうことも少なくありません。
離婚後に必要なことをすべて書き出し、すべてクリアしたうえで離婚を成立させるようにしましょう。