実際に不倫が原因で離婚をする人も存在しています。
不倫で離婚をする場合、法律が絡んでくることも多いので、事前に知っておくとよいポイントがいくつかあるのです。
■不倫が理由で離婚する場合の方法
夫婦が離婚をするとなった場合、どのような方法が存在しているのかを知っておくことはとても重要です。
大きく分けると3つの方法が存在していますが、それは協議離婚と離婚調停、離婚裁判になります。
協議離婚は夫婦で話し合いをして離婚を決める方法で、最も穏やかに別れる方法です。
しかし、不倫が原因ではスムーズに話し合いが進まないこともあるでしょう。
そんなときには家庭裁判所に調停を申し立て、裁判所で夫婦が話し合いをする離婚調停という方法になります。
離婚調停でも話がまとまらないのであれば、最終手段として離婚裁判という方法を選択します。
■不倫で離婚をする場合の慰謝料
不倫が理由で離婚をする場合には、不倫をされた側はした側に対して慰謝料の請求が可能になります。
では、慰謝料の相場はどれぐらいになっているのか確かめてみましょう。
何円以上や何円以下という決まりはありませんが、相場は200万円から300万円となっています。
もちろん不倫を行った証拠や、本人たちの自白などがなければ慰謝料の支払いは認められません。
不倫の事実が認められれば、不倫をした自分のパートナーだけではなく、不倫相手にも請求が可能です。
慰謝料は離婚が前提ではないので、離婚はしたくないけれど慰謝料は支払ってもらうという方法もできます。
その場合は50万円から100万円ぐらいが相場となります。
■離婚の方法と不倫をした側から慰謝料請求が可能なことを知っておく
離婚を決意する前に、離婚をする方法には3つあることや、不倫をした側から慰謝料の請求が可能であることを知っておくことが重要です。
不倫は悪いことなので、された側が有利になるようにポイントをしっかりと抑えておきましょう。