不倫ではなく本気の恋

別れさせ屋には、時に本気で恋をした女性から依頼を受けることがあります。ただ、それは不倫中の女性です。相手には奥様がいて、世間的にみればあまり良い関係とは言えません。しかし本人にとってみれば、相手がいようと本気の恋なのです。別れさせ屋はどのように相談に乗るのでしょうか。

<現在の状況を冷静に整理する>

不倫中の女性は、恋に盲目になり、現在の状況が見えていないことがあります。なので、まずは状況を冷静に整理しながら一緒に考えます。相手の奥様に対しては、まず家庭の強い繋がりがあるので、なかなか簡単に崩すことはできません。

そしてあなたと相手は、あくまで現在は恋愛関係なのであり、夫婦に比べると繋がりはそこまで強くはないということを理解しなければなりません。

ただ、相手としても、女性と一緒にいて楽しい、恋愛を楽しんでいるという側面があるから、不倫関係が続いています。もしすぐに離婚して結婚してほしい、などと強く望んだ場合、相手はプレッシャーを感じて女性との関係を楽しめなくなります。不倫関係を続けることはあまり望ましくはありませんが、逆に早急に結婚を望むことも、今の関係を壊してしまう可能性があるため危険だということです。

<なぜ離婚してくれないのか突き止める>

相手はなぜ離婚して自分と一緒になってくれないのか、その理由を突き止める必要があります。不倫はあくまで遊びであり、女性と違い男性は本気の恋ではないと考えているかもしれません。相手には子供がいて、成人するまで離婚はできない、など家庭の事情の可能性もあります。

別れさせ屋では、別れるための工作を考えますが、もし現実的に別れるということが難しい場合、依頼を断ることもあります。離婚することが夫婦にとって最善策ではなく、多くの人を不幸にしてしまうようなら、逆に相談者を説得して思いとどまらせることもあります。

別れさせ屋は、いくら本気の恋での相談であっても、現実的に難しく、倫理に反しているようであれば依頼を受けません。あくまで別れる可能性があり、夫婦の関係もあまり好ましくないようなケースが望ましいです。