離婚 決意

離婚を決意したパートナーに話すべきこととは

パートナーからその一言を告げられた時、頭が真っ白になり、冷静でいることは難しいでしょう。ショック、怒り、悲しみ、混乱…様々な感情が渦巻く中で、「何を話せばいいのか分からない」と感じるのは当然のことです。

しかし、この最初の話し合いが、今後の二人の関係性を大きく左右する可能性があります。関係修復の可能性を探るにせよ、離婚に向けて進むにせよ、感情的に相手を責めたり、取り乱したりするだけでは、事態は好転しません。

今回は、離婚を決意したパートナーに対して、あなたがまず話すべきこと、そしてその際に心に留めておくべき姿勢について解説します。

■関係修復を望む場合に「話すべきこと」

もし、あなたが離婚を回避し、関係を修復したいと望むのであれば、以下の点を誠実に伝える必要があります。

離婚したくないという意思表示
まず、あなたが「離婚したくない」と思っていることを、はっきりと、しかし穏やかに伝えましょう。「あなたとの関係を、このまま終わりにしたくない」という素直な気持ちを伝えることが大切です。

自分の非を認める
相手が指摘した離婚理由の中に、自分に非があると感じる点があれば、具体的にそれを認め、心から謝罪しましょう。
漠然とした謝罪ではなく、具体的な言動に対する反省の言葉が、相手の心に響きます。

これまでの感謝の気持ち
離婚の話が出ると、ついネガティブな側面にばかり目が行きがちです。しかし、そんな時だからこそ、これまでの結婚生活で感謝していることを伝えましょう。
ポジティブな記憶を呼び起こすことで、相手の固くなった心が少し和らぐ可能性があります。

具体的な未来への提案
ただ謝るだけでなく、「これからどう改善していくのか」という具体的な行動計画を示すことが、あなたの本気度を伝える上で不可欠です。
実現可能な具体的な提案をすることで、未来への希望を持たせることができます。

考える時間を与える提案
相手の決意が固い場合、その場で結論を出すのは難しいかもしれません。
「すぐに答えを出さなくてもいい。少し距離を置いて、もう一度お互いのことを考える時間をもらえないだろうか」と、冷却期間を置くことを提案するのも一つの方法です。焦って結論を迫ることは、相手を追い詰めるだけです。

■相手を責めないことが肝心

大切なのは、相手を責めるのではなく、相手の気持ちを理解しようと努めること。そして、自分の非を認め、感謝を伝え、未来に向けて変わろうとする真摯な姿勢を示すことです。

離婚の決意がたとえすぐに相手の気持ちが変わらなかったとしても、あなたの誠実な態度は、必ず相手の心に何かしらの影響を与えるはずです。最後の最後まで、諦めずに丁寧な対話を心がけましょう。